まだまだ腹圧と横隔膜のお話し
おつかれさまです!
腹圧先生こと,舟波真一(ふなみしんいち)です。
BiNIリハビリセンター東京銀座です。
今日は,青森県でバイニーアプローチの講習会を開催しております。
理学療法士、作業療法士向けに知識・技術講習会を開いているんですよ,じつは!
あ,ほんとに先生みたいでしょ? 腹圧先生(笑)
疑ってました?(;^ω^)
すみません,調子にのりました,ごめんなさい。
では,腹圧の話しにもどります。
おなかの中心の風船で,上の部分が横隔膜という話しでした。
そしてそれは呼吸にとても重要であることをお話ししました。
しかし,まだまだ,横隔膜の話しは尽きません。
下の図をご覧ください。
右側が横隔膜を下から見た図です。
横隔膜に穴があいてますよね?
3つ。
丸い大きな穴と,中心の楕円形の穴と背骨に沿って空いている穴。
大きな丸い穴には大静脈が通ってます。
中心の楕円形の穴は食道裂孔といって,食道が通って胃につながります。
そして,その楕円形のした,図では太い動脈が通ってますが,
それは大動脈裂孔と言います。
つまり,横隔膜が動くとき,横隔膜を貫通している食道や血管がスライドする,
滑るという動きをしているのです。これも膜組織の連結です。
ですから,腹圧が弱まって,横隔膜の動きがうまくいかなくなると,
食道,大動脈,大静脈の動きまで悪くなっちゃうんですよ!
一大事ですよね?
いろんな病気になっちゃいます。
病気にならなくても,血の循環が悪くなれば,冷え症,しびれ,痛み,ホルモンの崩れなど
いろいろな症状が出てきてしまいます。
そして,食道なんかに問題起きれば,胃痛,不快感など
食べれなくなっちゃうんですよ!
これは大変だーーーーーーー!
腹圧が弱まり,横隔膜が平らにぺたーってなって弱まると,
食道と胃がつながっている部分が緩んでしまいます。
下部食道括約筋って部分なんですけどね。
そう,これが逆流性食道炎の正体だ!
と我々は考えています。
腹圧低くなると,逆流性食道炎にもなっちゃうって,たいへんですよね?
腹圧は大切だわ。
はい,今回はここまで。
腹圧先生こと,舟波真一でした!