脳幹が圧迫されると…?
みなさん,お疲れ様です。
腹圧先生こと,舟波真一(ふなみしんいち)です。
12月7日,今日は寒いですね(>_<)
みなさん,おからだには気をつけてくださいね。
さて,腹圧シリーズ20回目。
腹圧は脳幹で調節されてますよ,ということ。
そして,脳幹は生命活動の基盤でした。
ここが,完全に機能停止すると脳死です。
脳幹は血をたくさん流して,活性化しなければなりません!
脳幹については,過去の腹圧シリーズをご参照ください。
①生命維持:呼吸
②睡眠
③覚醒レベル(意識があるか,ないか)
④気分の抑揚(セロトニン由来)
⑤痛みの調節(セロトニン,ノルアドレナリン由来)
⑥本能欲求行動
⑦ホルモンバランス
⑧体温調整
⑨食欲調整
⑩基礎代謝
ですから,脳幹にストレスがかかると,上に書いた機能が障害されてしまいます。
女性の更年期障害などは,まさに脳幹機能障害です。
ホルモンバランスの崩れ,ホットフラッシュ(体温調整),発汗など…
脳幹のストレス,圧迫症状を改善すると,更年期障害も軽快します。
私のクライアント様でも,たくさんいらっしゃいました。
また,脳幹は副交感神経を調整していますので,
副交感神経の機能が低下すると,交感神経優位になって,
動悸や多量の発汗がおきてしまいます。
セロトニンも出にくくなりますので,通常感じない痛みも感じるようになってしまうのです。
では,脳幹はどこにあるかというと,
図のように,頭蓋骨の下と第一頚椎の間になります。
この頭蓋骨と第一頚椎の間の関節の事を,環椎後頭関節といいます。
この関節も膜組織で覆われています。
そしてこの部分には脳を包んでいる膜組織,硬膜という膜もつながっています。
交通事故とか,腹圧低下による猫背,仕事のストレス,加齢による劣化などにより
環椎後頭関節は硬く動きにくくなる傾向があります。
そうなると,その環椎後頭関節の内部にある脳幹も圧迫を受けてしまうことになります。
脳幹が圧迫されると,血流も悪くなりますし,脳幹に栄養もいかなくなります。
脳幹がうまく働かなくなれば,上述した様々な機能が低下し,その症状が出てきてしまいます。
もちろん,大切な腹圧も低下します。呼吸も浅くなります。
これらを改善するため,脳幹圧迫を解除していかなければなりません。
環椎後頭関節を治療していくということになります。
いちばん上の頚椎を治療するということです。
これは専門家でないと難しいと思います。
腹圧の専門家,舟波真一でした。
おからだの痛みや脳梗塞でお悩みの方,
BiNIリハビリセンター東京銀座までお越しください。