転んで怪我しない身体とは?
弾力性について考えてみましょう。
上の動画は世界一美しいスタバから撮影しました。
専門家向けのセミナーで富山市を訪れた時のことです。
富山市には本当に美しいところにスターバックスコーヒーがあって、そこから撮影したものです。
小さいですが、トランポリンのように跳ねるお子さんがみえますね。
今回はこのような性質(弾性)テーマです。
からだの組織には弾性があります。
とくに膜組織(正式には固有結合組織)には弾性線維というのがあって身体に張りを与えることができています。
弾性線維はその名のとおり、弾力性があってゴムのように1.5倍まで伸びたりできます。
弾性線維の主成分はエラスチンです。
上の図ではコラーゲン線維に弾力性がある弾性線維(エラスティンが主成分)が巻き付いているのが描かれています。
身体に弾力性があると、体が弾むのでとても動きやすく疲れにくです。
それでけではありません。
転んだ時の衝撃を吸収してくれるので怪我をしにくいという大きなメリットがあります。
転倒予防はとても大切なことですが、そうは言っても転ばない人はいません。
雪国に住む私もたまには転びます(笑) ただ全く怪我はしませんし、そのまま何事もなかったように動くことができます。
転んでも怪我しない身体作りには、体の弾力性を高めておくことが重要です。
膜組織はコラーゲン線維や弾性線維の間を、糖質の入った水が満たしています。
この水の粘り気が増すと、組織は硬くなってしまいます。
どのようなことで硬くなるかといいますと、①食事(精製された糖を取り過ぎたり、揚げ物を食べ過ぎたり、水が不足したり)、②身体を動かさなかったり、③怪我で炎症を起こした後であったり で起こります。
組織が硬くなると、弾性線維の弾力性は影を潜めます。
すると身体は衝撃を吸収することができずに、転ぶと怪我をしやすくなります。
我々は、膜組織に対して 熱力学 と 流体力学 を用いた穏やかな手法やCOPオシレーションという独特な揺らす技法で、その弾力性を回復することができます。
転んでも怪我しにくい身体もお手伝いできます。
(身体デザイナー 山岸茂則)