衝撃を緩衝する!すばらしい足の機能⑤
こんにちは。
満足先生こと、バイニーリハビリセンター横浜(フットケアーラボ)の根津です。
足には、衝撃を緩衝するすばらしい機能(衝撃緩衝システム)があります。
①ヒールロッカー
②アンクルロッカー
③フォアフットロッカー
④トゥロッカー
⑤柔らかい足-硬い足への切り替え
⑥関節の衝撃緩衝機能
⑦筋肉の収縮
⑧腹圧
⑨脂肪組織、筋膜など
ということで、「①~④」のロッカーファンクションといわれることについてお伝えしました。
足の構造がすでに2足歩行に適している。
という内容でした。
今回は、「⑤柔らかい足-硬い足への切り替え」
についてお伝えします。
〇柔らかい足?硬い足??
ロッカーファンクションとともに、我々の足に備わっている重要な衝撃緩衝システムです。
〇柔らかい足とは?
回内足といわれる状態を指します。
図のように、土踏まずが撓(たわ)んで、足を着いた際の衝撃を緩衝してくれます。
また、足の骨の間にゆとりが出ます。足全体が衝撃緩衝に適しているのがわかります。
この機能が不順分ですと、緩衝できなかった衝撃を他の部分(例えば膝・股関節・腰など)で受け止めなくてはなりません。
〇硬い足とは?
しかし、常に衝撃を緩衝していれば良いのではありません。
必要なときに衝撃緩衝して必要なときに硬性を高めることが大事です。
硬性を高めなくてはならないタイミングは「蹴り出し」のときです。
柔らかい足ですと、しっかり蹴り出せません。(図)
後半は、土踏まずが上がっていって撓(たわ)みが戻っていきます。
足の関節は密集していって、足の関節の硬性が高まります。
足全体が、「テコ」のようになるためしっかり蹴りだせるのです。
〇まとめ
足を接地させた際は、撓(たわ)んで衝撃を緩衝させ、
足の蹴り出しの際には、硬性を高めてしっかり蹴れるようになります。
この一連の機能が上手くいかないと、タコ・ウオノメ・外反母趾・足底筋膜炎・親ゆびの付け根の痛み etc..
と、よくあるお悩みへと繋がってきます。
そのような症状を、ご自分で解決できない方
お気軽にお問い合わせください。
次回は、 「⑥関節の衝撃緩衝機能」
についてお伝えします。
”足が満たされると幸せになる”
満足先生 根津 憲継(ねづ のりつぐ)
フットケアーラボ/バイニーリハビリセンター
045-227-5338
footcarelab@superfeet-jp.com