衝撃を緩衝する!すばらしい足の機能⑥
こんにちは。
満足先生こと、バイニーリハビリセンター横浜(フットケアーラボ)の根津です。
足には、衝撃を緩衝するすばらしい機能(衝撃緩衝システム)があります。
①ヒールロッカー
②アンクルロッカー
③フォアフットロッカー
④トゥロッカー
⑤柔らかい足-硬い足への切り替え
⑥関節の衝撃緩衝機能
⑦筋肉の収縮
⑧腹圧
⑨脂肪組織、筋膜など
ということで、「①~⑤」につきましてお伝えしてきました。
今回は、 「⑥関節の衝撃緩衝機能」
についてお伝えします。
まずは、関節についてみていきましょう。
関節は、「関節軟骨」と関節を包んでいる「関節包」、関節包の内側を満たしている「滑液」(潤滑液のことです)などで構成されています。図
滑液があるため、関節軟骨が摩耗(すり減り)することはありません。
また、滑液には関節軟骨に栄養を送る大事な要素でもあります。
体重などの荷重(かじゅう)がかかると、関節包は撓(たわ)み、関節軟骨もクッションしてくれます。図
それは、全身のほどんどの関節に備わっています。
特に、足の関節は小さな骨がたくさんあります。関節もたくさんあります。
それだけ重要な部位であることがわかります。図
※ 参考までに他の関節図も載せます。
足のみで衝撃緩衝する訳ではないので、足以外の関節の衝撃緩衝作用も大事です。
膝・股関節・骨盤・背骨・肋骨周りなどです。
その他の関節については、またお伝えしたいと思います。
滑液は、関節が動くことによる関節内の圧力の差で関節包の内側の膜から分泌されます。
運動のクセや外傷などがきっかけで関節が硬くなると、滑液の循環が上手くいかずに関節軟骨のすり減りや
軟骨の代謝ができなくなるので、変形性関節症などになりやすくなります。
(関節が緩すぎるなど、その他の要因もありますが、、、)
足の関節が硬いという自覚のある方は、関節の衝撃緩衝がうまくいっていないかもしれません。
ご自分の身体にお悩みのある方は、お気軽にお問い合わせください。
次回は、 「⑦筋肉の収縮」
についてお伝えします。
”足が満たされると幸せになる”
満足先生 根津 憲継(ねづ のりつぐ)
フットケアーラボ/バイニーリハビリセンター
045-227-5338
footcarelab@superfeet-jp.com