先回りシステムと腹圧㉘
みなさん,おつかれさまです。
腹圧博士こと,舟波真一(ふなみしんいち)です。
腹圧の大切さや重要性,腹圧健康法などをお伝えしております。
腹圧ダイエットも連載予定です!
今回は,脳幹による先回りシステムと腹圧について書いていきます。
先回りシステムとは,上の図のように,
両手を前ならえするとき,
重心(COG)が前にかかってしまうので,倒れないように0.1秒前に重心を後方へ移動させる,
左手を上げるときは,左手をあげる0.1秒前に重心を右へ移動させる,
後ろに手を上げるときは,その0.1秒前に重心を前に移動させる,
手足をバタバタ動かしても倒れないように,0.1秒前に姿勢を調整するシステムのことです。
それを先回りシステムと呼んでます。
ウルトラマン人形なら,前ならえにしたら,立たせることは出来ませんよね?
前に倒れてしまいます。重力があるからです。
人間にも同じだけ重力がかかっているのに,倒れないんです。
それは先回りシステムが,0.1秒前に姿勢を調整するからです。
この先回りシステム,脳神経のお仕事です,脳がやっております,無意識のうちに。
すごいですよね?
脳のどの部分かと言うと,「脳幹」なんです!
脳幹が,腹圧を調整して,からだが倒れないように先回りシステムを実行してます。
手足が上手に動いてくれてるのは,腹圧が上昇することによる先回りの姿勢調整があるからなんです!
人間はとにかく手足使ってますよね?あたりまえです。
そうしないと生活できません。
手足がうまく使えないときって?
脳梗塞やケガしたとき,など,からだに,健康に問題があるときです。
つまり,うまく歩けなかったり,手が痛かったり,動かなかったりしているときは,
じつは腹圧による先回り姿勢調整システムがうまくいってないときなんですよ!(>_<)
筋力がなくなったからじゃないんです!
筋肉のせいなら,こどもは筋肉ないので,うまく歩いたり手を使えません!
でも,子供は元気ですよね?すごくはりきってせわしなく動いてますよね?
筋力じゃありません,腹圧がしっかりしてるからなんです!
旭川医科大学の高草木教授もそのように解説してます。上の図です。
手足を動かす前に脳幹が姿勢を調整するって。
脳幹からの神経が延びている筋肉は体幹の筋肉たちです。
そして,そのなかでも,手足を動かす0.1秒前に働き始めるのが,
「腹横筋」なんです!そのデータが下。
手を動かす,三角筋という筋肉の活動の0.1秒前に腹横筋が働きはじめてます。
腹直筋や腹斜筋群はまだ働いてません。
腹横筋です,インナーマッスルです,そして,
腹横筋膜が腹圧を作ってる袋です!腹圧です!
科学的データに基づき,腹圧が手足を動かす前に働いていることをご説明させて頂きました!
ちょっとむずかしいですよね?(;^ω^)
でも,腹圧博士として,これは説明しておかないと!
では,あとは実際にからだをどう調整するか?です。
それも書いていきますからね!
腹圧博士の舟波真一でした!
おからだの痛みや脳梗塞でお悩みの方,
BiNIリハビリセンター東京銀座までお越しください。