脳梗塞のリハビリに「うつぶせユラユラ」
脳梗塞後のリハビリ目的で当センターをご利用いただく機会がとても増えてまいりました。
「もっと良くなりたい」
「退院するときは良かったけど身体がうまく動かなくなってきた」
「退院してしばらくしてから痛みや痺れが強くなった」
などのお話を良く聞きます。
当センターでは初めて拝見するときから、うつ伏せになっていただくことが多いです。
理由は後からご説明するとして、、
うつ伏せになっていただこうとすると・・・・・
「やったことないです」「やっていいんですか」「うつ伏せできません」
と、このようなお答えが返ってくることが多いのです。
でも、ちょっとしたコツで皆さん必ずうつ伏せになれます。
脳梗塞になった後、リハビリでうつ伏せにしてもらうことが無かっただけです。
脳梗塞のリハビリとして、ご自宅でも「うつ伏せユラユラ」をまず行っていただくことをお勧めいたします。
なぜ良いのでしょうか?
詳しくはまだ解明されてませんが、機能改善の実績が効果を証明しています。
まず
①歩いたり、起き上がったり、立ち上がったり というような通常無意識に行っている動きは、ほとんど脳の下と脊髄を利用しています。
基本的にここを利用している動いている動物として、魚や爬虫類などがいます。
魚や爬虫類のようにうつ伏せになってうねうねすると無意識に行っている動きのスイッチをいれるようです。
②脳梗塞後の方の多くは、仰向けか麻痺側を上にして横向き寝られるようです。
特に仰向けは多いようです。
仰向けになると顔は天井を向きます。
そのような刺激が三半規管に入りますと、顎が上がり、上体が反るような緊張が勝手に入ります。
これは迷路性反射といいます。
その緊張によって、知らず知らずのうちに体が動きづらくなっていきます。
そのような緊張を解除することが、うつ伏せ でできます。
③ユラユラすることで歩いたりするときのリズム運動を促す、セロトニンの分泌が促されます。
行っていただき改善が得られない場合は、私たちのお手伝いが必要かもしれません。
BiNIリハビリセンターにお気軽にお問い合わせください。(身体デザイナー 山岸茂則)