外反母趾・・後脛骨筋腱機能不全症でした
本日は外反母趾とタコの痛みでお悩みだった50歳代女性のお話です。
実は肩こり・腰痛・右ひざの痛みもあります。
外反母趾は両側痛みがありますが右のほうがとても強いです(写真で見ると右のほうが外反母趾が強いですね)
右だけ足裏の白丸部分にすぐタコができてしまいます。皮膚の赤らみもありますね。
立ち仕事で比較的良く歩くのですが、、、
①バランスよく歩けない
②いろいろ痛みがあって仕事するのがつらい
とのことでした。
例によってお身体を丁寧に拝見します。
すると
①首と腰で神経を押さえている
②右の後脛骨筋腱に圧痛があり筋力も低下している
ことが確認できました。
②に関しては後日 提携クリニックにて「後脛骨筋腱機能不全症」の診断となりました。
上図のように内くるぶしの真後ろを走る後脛骨筋腱が腱鞘炎を起こし、放っておくと腱断裂に進行していき土踏まずを支えられなくなってしまいます。
すると足の痛みや変形の他、腰痛・肩こり・頭痛・めまい・耳鳴り など思いもよらない症状にも連鎖していってしまうことが少なくありません。
特に中年以降の女性で外反母趾が進んだ場合や、内くるぶしの真後ろを押して痛い場合は「後脛骨筋腱機能不全症」の可能性があります。
この方は
①施術で首と腰で神経を押さえているのを解消しました。
②後脛骨筋腱機能不全症専用のインソールを作成いたしました。
上図が実際のインソールです。
後脛骨筋腱機能不全症である右はより安定させて、腱を保護するものになっています。
靴の中敷きとして利用するので靴に入れてしまえば、目立ちませんし、きつくもありません。
2回の施術とインソールを履き続けていただき1月後の前後変化がこの写真。
①お顔が前に出て首が詰まっていたようなのが、首がみえるようになってきました。
②右母指に体重がかかった時に胴体が左に傾いてしまっていたのが良くなりました。
③右母指に体重がかかるタイミングで踵が内側に回ってしまいタコにストレスをかけてましたが、スムーズに体重が前に移動するようになりました。
肩こり・腰痛・右膝の痛みもなくなりました。
タコの痛みは長く仕事をするとまだ感じることがあるようでした。
そして、6ケ月後お越しになり「タコの痛みも全くない」「タコにもならなくなった」と、大変うれしいご報告をいただきました。
インソールをもう1ペアご注文されていかれました。
私たちがお勧めするインソール(NWPLオーソティックス)はアメリカ足病学カレッジ名誉教授であるDrクリスの理論により完成された世界に唯一のプレミアムオーソティックスです。
後脛骨筋腱機能不全症の場合は、私たちが手伝いさせていただく必要がございます。
BiNIリハビリセンターにお気軽にお問い合わせください。(身体デザイナー 山岸茂則)