脳梗塞のリハビリに大切なこと:三半規管
2017年12月23-24日にBiNI認定セラピストによるClinical BiNIセミナーが行われました。
全国のリハビリの専門家向けに行うセミナーです。
2日目の24日は脳梗塞のリハビリにおいて、私たちが何を大切にしているのかをお伝えする日です。
セミナーの中で脳梗塞のリハビリに大切なポイントを 北星病院の認定セラピスト 河端新 氏 がまとめてくれました。その中で今回は「三半規管の刺激」についてご紹介していきたいと思います。
私たちが提供する 脳梗塞のリハビリ では「とにかく頑張る」ということをしていただくことがありません。
「頑張って立つ」「頑張って歩く」「頑張って・・・」そういったことをしないということです。
とにかく「身体がうまく快適に動いているときにはどのような力が身体に加わっているのか」という科学的知見をもとに、その力をセラピストが加えさせていただきます。
疲れないのに、なぜか徐々に動きやすさを、取り戻していいきます。
そのためには快適に動けるという感覚を あなた に適切に加えさせてて頂く必要があります。
三半規管の刺激は快適な動きを引き出すのにとてもメリットがあります。
下図の赤丸部分が三半規管です。

耳の奥にあって、あたまの傾きや動きを検知します。
なんと三半規管を刺激すると、身体を支える筋肉が勝手に刺激されます。
じゃどうやって刺激するのか?
河端氏が一例をご紹介していますのでご覧ください。
さすがに脳梗塞のリハビリ中の方はおひとりでここまでできません。
ですので、力を使わなくてよいように、転ぶ心配がないように我々がお手伝いします。
そして頭にリズミカルな揺れが発生するようにいたします。
心地よくてウトウトしてくる方もいらっしゃいます。
そうするだかで身体を支える筋肉が動いてきます(前庭脊髄路という神経経路が働きます)。
頑張らないので長く神経に刺激を入れ続けられます。
三半規管への刺激を体系的に 脳梗塞のリハビリ に取り入れているのはBiNIアプローチだけです。
脳梗塞のリハビリでお悩みの方は、BiNIリハビリセンターにお気軽にお問い合わせください。(身体デザイナー 山岸茂則)
