脳梗塞・・改善が保証された手の麻痺
今日は、脳幹梗塞の男性の方です。
とてもしっかりとした目的意識をお持ちの方です。
右手足の麻痺がありますが、軽度です。
下の写真は動画を切り取ったものです。
「目を閉じて両手のひらを上に向けて止めてください」といっても右手は手のひらが上を向きません。

でもかなり動きます。
この程度の麻痺であれば、右手を積極的に使うことで、改善することが保証されています。
左手を使えないように固定してでも、麻痺した手を積極的に使うのです。
この方は、「あまり無理して使わないように」注意していたそうです。
靴を履くときも左手を使ってしまっています。

右手は積極的にどんどん使った方が良いです!
使うことで良くなっていくことが、研究によって保障されているのですから。
枕の上で目をつむってバランスをとるテストでグラつきが顕著です。(下図)

これは三半規管を使ってバランスをとるのが難しいことを意味しています。
ですので、左右に積極的に揺れたり、勢いよく立ち上がる練習を頻繁に行ってもらうようにしました。
まず、2か月リハビリをしていきまして、当初との差を動画でご報告させていただく予定ですので、お楽しみに。
三半規管を刺激してバランスを良くするのには・・・
①腰かけられる人は左右に積極的に揺れる。
②楽に立ち上がれる人は勢いよく立ち上がる。
ということは効果的です。
簡単にできますので是非お試しください。
行っていただき改善が得られない場合は、私たちのお手伝いが必要かもしれません。
BiNIリハビリセンターにお気軽にお問い合わせください。(身体デザイナー 山岸茂則)
