脳梗塞後の「体重を乗せないリハビリ」が有効な訳
脳梗塞や脳出血によって足の麻痺があらわれると思うように歩けなくなります。
その時のリハビリで、「麻痺した足に体重を乗せて支える練習」というのをすることがあります。
しかしこれはあまり効果的とは言えません。
歩きの中で、片足で支えている瞬間を切り取ってみましょう。
下の図をご覧ください。

赤い線は、体重がかかっているところ(重心線)です。
支えている足の中には線がないのがわかります。
つまり、歩いているときには片足に体重を乗せるということをしていません。

上の図は脳梗塞後で麻痺がある足の筋肉の働きの強さを示しています。
上段は体重を乗せる練習をしたときの働き・・・あまり働いてないです。
下の図は麻痺した足に体重を乗せこむことなくリズムよく左右交互に支える刺激をする刺激をしたとき・・・とても良く働いています。
歩く回路は脳の深いところや脊髄にあります。
これはほとんどの脳梗塞や脳出血で損傷が免れています。
ですかた 交互に体重を支える刺激を リズムよく 入れていくことでこの回路が刺激されます。
ですので筋肉が働き始めます。
私たちは 数十分以上の長い時間 あなたのお身体に ひたすら「交互性のリズム」刺激を入れていきます。
あなたは疲れることはありませんが、麻痺した筋肉が目覚めてきます。
脳梗塞後のリハビリは、BiNIリハビリセンターにお気軽にお問い合わせください。(身体デザイナー 山岸茂則)
