膜組織って??

こんにちは。

バイニーリハビリセンター札幌の小松原です。

 

前回はうつ伏せユラユラの効果について紹介させていただきました。

今日はその中に出てきている「膜組織」 ご紹介していこうと思います。

 

「筋膜は何だか聞いた事あるけど、、、膜組織と筋膜は違うの???」

 

 

半分正解で、半分足りません。。。

 

昨今の健康ブームの流れで「筋膜」という言葉はテレビや書籍でよく見られるようになってきていると思います。

これは読んで時のごとく、筋肉のおける膜組織なのです。

筋肉を包んでいる薄い膜組織になります。

 

皆さんは料理はしますか?

 

よく鳥の胸肉などの皮を引きはがすときに薄い透明の皮が延びたりしませんでしょうか???

 

あれが筋膜になります。

 

ただ身体の中で膜のつく名前のものは筋膜だけでしょうか???

 

腹膜炎とか聞いた事ありませんか??

くも膜下出血とか聞いた事ありませんか??

     

 

そうです。腹膜は内臓と腹筋を隔てている膜ですし、くも膜は脳を包んでいる膜の一つです。

さらに心膜や胸膜、まだまだあります。

 

ということで、我々が膜組織と表現しているのはそれら全てをまとめて「膜組織」と表現させてもらっています。

 

 

そしてこれらの膜組織の大きな特徴として、全てがつなぎ合わさっているのです。

本の中では「薄い膜で出来たボディースーツを着ているようなイメージです」と表現しています。

つながっているという事はどういう事かと言いますと、1カ所が歪んだり、緊張すると他のつながっている部分も歪んだり、緊張が波及するという事です。

 

なので、足の問題が腰痛につながっていたり、内臓の問題が肩の痛みにつながっていたりと様々な問題につながっていきます。

このコラムで紹介されている症例などにも一例があるので、是非見ていただければと思います。

 

いかがでしょうか??

まだまだお伝えしたい事がありますが、長くなってしまいましたので、今日はここまでにしたいと思います。

 

痛い場所だけ治療してもよくならない方、もしかすると膜組織の影響かもしれません。

ご相談ください。