【祝7年目に突入】
「運動の成り立ちとは何か?」
みなさま,おつかれさまです,舟波真一です。
我々が「統合的運動生成概念」を提唱してから丸6年が経過し,
この,2018年4月から7年目に突入致します。
おかげさまで,たくさんの方々にお聞きいただきました。
誠にありがとうございました。
しかし,まだまだ道半ばです,
ますます精進していく所存ですので,皆様のお力添えの程,よろしくお願い申し上げます。
7年目にあたり,当初からの変わらぬ想いを書きたいと思います。
「あなたは今どのように動いていますか?」
約72億の人が存在するこの地球で,わたしと出会った事実が運命という必然であるならば,その問いに想いを巡らせてください。
我々の目的は,後遺症や痛みなどに苦しんでいるクライアントを治すことにあります。
果てのないこの道で,我々は,臨床家としての魂のエングラムに回帰する必要がありました。
そのためには,まず,「運動」というものを,本来の姿に戻さなければなりません。
人はバイアスの塊です。
自分自身もそうであるから難解ですが,一つ所に淀むことなく,既成概念を打破し,既存のリハビリテーションを疑い,動的な均衡にあってその本質を考えてきました。
運動の成り立ちとは何か?
そもそも,その中身が理解されていなければクライアントが呈する問題を解決する手立ては見つかりません。
それは,生命を誤解なく理解しようとする思考と試行の中にこそ見えてきます。
60兆個の細胞が織り成す「生きている」システムを運動として捉え,新たに訳し直すことに我々は挑んでいます。
我々は,人の運動を治療する専門家です。
ならば,人を機械のように分解して扱ってはなりません。
現代医療において,外科や内科という科別診療がどうしても存在するならば,我々,理学療法士・作業療法士はあえて「人類科(ひとか)」を標榜します。
そこでの出会いに全身全霊をもって臨みたいと思っています。
そう願った我々の「複雑系」がそれぞれに作用し,大域的な秩序として創発されたのが「統合的運動生成概念」です。
いや,我々だけではなく,今まで響き合ったすべての仲間たち,スタッフや受講生や多くのクライアントと共に創発したものだといえます。
この小さな羽ばたきが,これからどんな形になっていくのか誰にもわからないから本当にたのしみです。
これまでだって,止まっていたことなんてない.
滝壺に深く沈んで行ったなら,その分だけ浮き上がる力になる.
襲い来る不安を駆逐するため,これからだって動き続けよう.
そう,流れの中にこそまだ見ぬ答えがあるはず.
留まるな,解き放て.
統合的運動生成概念と[BiNI Approach]
創始者 舟波真一