【脊柱管狭窄症・克服のすゝめ】⑧脊柱管狭窄以外の原因と我々の対応(目)
このシリーズコラムでは、脊柱管狭窄症の症状改善に我々がどのようにお力になっているかをご紹介させていただきます。
第8回目は「脊柱管狭窄以外の原因と我々の対応(目)」に関してです。
前回に引き続きどうして「目?」とお思いだと思います。
それが時々関係するのです。
お話を伺って、
「何かをじっと見て作業している時」「特になれない場所を運転して集中しているとき」に腰や足の痛みや痺れが強い。あるいは恒常的にそのような作業が多い。
あるいは「目を動かしづらい」
というような場合は目も必ず確認させていただきます。
どういうことか確認してまいりましょう。
下の図は脳を下から眺めたところになります。
目(眼球)は視神経を介して脳に直接つながっているのがわかるかと思います。
まさに、目は脳がそのまま飛び出したようなものです。
痛みは最終的に脳で感じますし、身体の筋肉や組織の調節は脳によっても行われます。
ですので、脳が直接飛び出したような構造である目の影響を身体がうけることは何ら不思議ではありません。
厳密にどのようなメカニズムが介在しているのかは不明ですが、目の動き易さ や 使い方の影響を私たち人間は間違いなく受けています。
ここで我々が発見している「からだの法則」をいくつかご紹介いたします。
もし一か所を集中して見つめ続けると、、、、
➀腹圧が下がり腰にかかる負担が増える。
②神経が緊張して痛みが感じやすくなる。
目を集中的に利用している方は痛みを増悪させている可能性がございます。
これを知っていただき、時々遠くをボーっと見るようにしたりしながら作業を続けることをお勧めしております。
また、目と三半規管の関係性は強いので、その状態で左右に上体を揺らして三半規管を刺激するのも、目の動きがでるので効果的です。
目をよく使う方は上の図のように、蒸しタオルなどでのパッキングも大変効果的です。
長い期間、一か所を集中して見ることをされてた方では、眼球の周りの組織が固くなり目の動きが悪くなってしまってる場合がございます。
この場合は、私たちが穏やかなアプローチによって、これを改善させていただきます。
(文責 山岸茂則)