なんで関節に負担がくるんですか?③

こんにちは。

 

満足先生こと、BiNIリハビリセンター横浜(フットケアーラボ)の根津です。

 

前回は、 「なんで関節に負担がくるんですか?②」

についてお伝えしました。

⇓ 併せてお読みください ⇓

 

http://www.bini.jp/manasys/archives/571

 

前々回、関節に負担がくる原因として、

①身体のどこかに衝撃緩衝できない硬い部分がある
②手術や外傷などによる膜組織(筋膜)の癒着箇所がある
③インナーマッスルが働きにくい(関節の適合性が崩れやすい)
④神経(血管)の滑走性が阻害されている
⑤ホルモンバランスが崩れている
⑥精神的な不安定さがある
の⑥つを挙げました。

 

本日は、

③インナーマッスルが働きにくい(関節の適合性が崩れやすい)

について、お伝えしていきます。

 

前回、衝撃緩衝作用ができる機能として

全身の関節や筋膜、筋肉の作用などが役目を果たしている

という内容をお伝えしました。

 

筋肉というのは、インナーマッスルを含みます。

 

インナーマッスルは、身体の深部、関節や骨の近くにあります。

関節の安定性を高める機能や姿勢を保つ上で重要なものです。

反対に、アウターマッスルというものは、

関節の早い動きや力を必要とする際に機能を発揮します。

 

インナーマッスルがうまく働かないと、

関節の安定性が低下して、関節の適合性が悪くなってしまったり

繋がりがある筋膜の衝撃緩衝機能が低下します。

 

関節に負担がかかりやすくなるということです。

 

特に、体幹においては「体の幹」と書くように、

幹として手足の運動を安定させる作用があります。

また、 「コアスタビリティ」「腹圧」という

お腹の部分には、横隔膜や腹部・背部・骨盤・骨盤の深部の筋肉のインナーマッスルによる

お腹が風船のように弾力をもてるようにする機能があります。

 

骨の模型をみますと、お腹の部分は構造的に背骨だけで支えていますね?

頭から肋骨周り・内臓の重さを背骨だけで支えるには無理があると思いませんか?

コアスタビリティがあることで、お腹のへんに風船があることで、

腰が痛くなることもなく、立って・歩いてられるんです。

 

インナーマッスルが働きにくくなりますと、腰痛にもなりますし

体幹(体の幹)が不安定になりますので、

肩や股関節、膝関節などの不安定さが生じ、関節に負担がかかることになります。

 

では、

「インナーマッスルをトレーニングするにはどうすればいいのか?」

と思いますよね?

その前に、

まず関節の硬さがある場合は、関節を安定化させる必要がないので使われにくくなります。

長い間使われにくい状況が続きますと、周囲の組織とくっついて(癒着)しまっていることもあります。

ですので、関節や周囲を施術で柔らかくしていくことが大事となってきます。

それだけで、インナーマッスルが働きやすくなることも多いです。

トレーニングは、その上でセルフで行っていっていただくことになります。

通常の腹筋や背筋のように力むやり方ほど、

インナーマッスルではなく、外側のアウターマッスルを使ってしまいます。

インナーマッスルのトレーニングについては、実際にお越しいただいた際に個別にお伝えしています。

 

本日は、以上となります。

最後までお読みいただきありがとうございました!

 

 

”足が満たされると幸せになる”

満足先生  根津 憲継(ねづ のりつぐ)

 

FOOTCARE LAB/BiNIリハビリセンター

045-227-5338

footcarelab@superfeet-jp.com