脊柱管狭窄症で座骨神経痛
BiNIリハビリセンター長野 で昨日拝見した方(70代女性)
お医者さんからは「脊柱管狭窄症で座骨神経痛になっている」と説明をうけておられて2年間薬などで様子をみてますが、改善が見られないということでした。脊柱管狭窄症と診断されBiNIリハビリセンターをご利用され、症状がなくなって終了となっている方からお聞きになられてお越しいただきました。
参考までに、脊柱管狭窄症とは、背骨の中の神経や血管の通り道が狭くなる病気です。
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さて、この方はこんな症状がありました。
①立ったり歩いたりするときに左のお尻から太ももの外側や裏が痛い
②膝を曲げる時に膝の裏が痛い
③右下にして横になっていると、左の太もも裏が突っ張るように痛くなってくる
④腰かけてると左の腰の上の方が痛い
・・まずお話をよくうかがいます。
すると45年ほど前にバイクに乗っていて、信号無視してきた自動車と接触して飛ばされてお尻を打ったそうです。その後かなり痛みが強く腰掛けることもままならない状態で2週間ほど入院されていたそうです。
拝見するとお尻にある仙骨という骨がずれてしまっていました。仙骨の中には座骨神経になる神経が入ってますので、これが座骨神経の痛みに大きく影響していたようです。
腰かけているときも仙骨が左に傾いてました。これに対応するように背骨もくねくね側弯してしまっていて、特に第4腰椎と第5腰椎の間で左の足にいく神経を押さえておりました。
腰と仙骨をじっくりと調整して②~④は消失しましたが、①は改善しているものの消失しません。
そこで左足をみると、土踏まずの落ち込みがみられます。足の裏には座骨神経からの神経が入っていってますから土踏まずが落ちると座骨神経を引っ張り下げて緊張させてしまいます。詳しくは以前のコラムに記載しましたので こちら をご覧ください。
ですので、NWPL足底板を早速オーダーいたしました。
お身体を拝見するのは、あと2回を予定しております。
脊柱管狭窄症は画像で簡単に診断できます。しかし、今のその症状が脊柱管狭窄症の影響かどうかは、また別の問題です。この方は「仙骨」と「左足」が大きく症状に影響しておりました。
BiNIリハビリセンターでは じっくりお話を伺い、お身体を拝見して症状を引き起こしている原因にフォーカスしていきます。
どこに行ってもよくならない方 ぜひ一度お越しください。
(身体デザイナー 山岸茂則)